2018年11月17日

僕らがなぜ自走式ではなくキャンピングトレーラーなのか

続きまして、僕らがなぜキャンピングトレーラーなのか、について書いてみようと思います。

その前に、大前提として、僕らは「登山のためにキャンピングトレーラーを買ったのではない」ということをご理解ください。僕らはそもそも、北海道へ行く新婚旅行のための道具としてキャンピングトレーラーを買ったので、毎週末の登山のためにキャンピングトレーラーを買ってはいませんし、実際、毎週末トレーラーを出したりはしていません。次は3ヶ月くらい休みをとって北海道行こうね、という約束でトレーラーを買ったのですが、車の中で立つことのできないバンコンで3ヶ月というのは、とくに雨の日しんどい思いをします。車内で立つことができるトレーラーは長期旅にはめちゃめちゃ快適なのです。同じようにトラックを改造したキャブコンであれば車内で立つことができますが、我が家の目の前のスーパーは車高制限がありキャブコンを入れることはできません。普段使いできないのです。

北海道の雄大な大地には、自走式のちまっとした車よりもトレーラーみたいな車が似合うと思うんです。そのへんをふまえて、なぜトレーラーなのか、書いてみようと思います。


1)予算が許さなかった

一番おおきいのはこれなのです。みなさん、見た目から自走式よりトレーラーの方がはるかに高額なのではないかと思われますが、実際には逆でして、エンジンのついてないトレーラーの方が、初期費用、維持費ともはるかに安いのです。僕らが新婚旅行に行ったときに使ったポルト6というトレーラーは中古で119万円でした。一方、自走式のバンコンを(新車で)買おうと思ったら500万、キャブコンを買おうと思ったら700万前後の予算を用意しなければなりません。我が家は700万の予算を用意できたりはしないし、ローンですら通る見込みがありません。今のトレーラーは税別すっぴんで400万円をすこし切るくらいでかなり高額なのですが、それでもバンコンにすら手が届きませんし、同じ広さの自走キャンピングカーを買おうと思ったら、1500万は用意しないといけません。

2)安全性はトレーラーが鉄板なのです

自走式で主に使われているハイエースやカムロードといった車種は、いまだに自動ブレーキが選べませんし、サイドエアバッグすら怪しい感じです。ハイエースはそもそもオフセット衝突が海外基準を満たさないため輸出できないくらい安全性の怪しい車です。FRPの架装は衝突安全に関しては無力な可能性があります。

自走式のキャブコンはけっこうひっくりかえる事故が起きていますが、トレーラーならそのへんも安心です。

トレーラーなら、走行中人が乗るところは鉄板で囲まれているので、普通車と同等の安全性が確保できます。
事故がおきたときに、トレーラーの荷物が車の中にとんでくることもありません。自動ブレーキは牽引時には十分作動しない可能性がありますが、それでも事故の被害を軽減するくらいには作動してくれる公算が大です。

そして、安全性というのはデバイスだけでできあがっているわけではありません。運転手助手はともかく、キャンピングカーの後席というのは全くリクライニングしない垂直の座席に、下手したら後ろ向きに座らされる。やっぱり、移動中はちゃんとした座席に座りたいじゃないですか。そういうところも含めて、トレーラーは、普通車単体ほどの安全性はないかもしれないけど、普通車単体に近い安全性が確保できて、自走式のキャンピングカーよりもはるかに安全だと言い切っていいと思います。

3)僕らは登山をアクティビティに持っている

登山をアクティビティに持っている、ということは、登山の道具を積まなければいけないのです。キャンピングカーの最後の雌雄は荷物なのです。いろいろ荷物を積んで、バンコンとか狭い車だとひっちゃかめっちゃかになってしまう。トレーラーだと居住用の荷物はトレーラーに、登山の荷物は牽引車に、という具合にしてかなり整理された状態で荷物が積めるのです。
そして、トレーラーを置いてくれば、普通の普通車です。どこの登山口に行くにも、普通車で不自由することはありません。林道の奥へ行くには、自走式キャンピングカーでは多少不便な場合もあるだろうと思いますが、トレーラーさえ切り離せば普通車なのです。

4)wakkyは運転が趣味なのです

wakkyにとって、登山とおなじくらい、運転も重要な趣味なのです。今のトレーラー牽くには牽引免許が必要ですが、取りにいくのも楽しいし、ああいった変わり物を牽くのはすごく楽しい。運転が趣味な人に、トラックやバンを運転しろといっても、やっぱりそれが本気で面白いとは思えないと思うんです。だけど、トレーラーって動きが特殊だから面白いじゃないですか。

5)広くて優雅な体験をしたら、もう自走式には戻れない

室内長で5m以上あって、常設のツインベッドがあるレイアウトを2人で使い切る優雅さを体験したら、ちまっとした運転席を回転させてダイネットを作ったり、バンクベッドで寝たり、もしくはちんまりした2段ベッドで寝る、ということには簡単には戻れないのです。7人乗れますよ、5人寝られますよ、的宣伝文句で売られている自走式のキャブコンを2人で使う必要は、僕らにはないのです。

6)自走式キャンピングカーだと、トイレ、ヒーター、コンロあたりが悩みなのです

自走式のキャンピングカーでトイレがついているのは、たぶん少数だと思います。ヒーターは特にバンコンを中心にOPになってしまう。コンロはキャブコンでもだいたいカセットコンロで本格的な調理に向かない。トレーラーだといずれも本格的なものが備わります。

7)トレーラーは、不便なのです

僕、以前にトレーラーに関して、こんなことを書いたことがあります。

なんでトレーラーかというと、不便だからです。便利な旅行をしたかったら、宿を取ったほうがいい。食事は 自分で作らなくてもいいし、食器洗わなくてもいい。水を確保する必要もないし、電気を確保する必要もない。 だけど、そんな「旅ではない旅行」は、若い時分に散々やったのではないでしょうか。老いて枯れたからこそ、 いままで生きてきた中で培ってきた判断力をフルに使って、もっと原始的で頭脳的な「旅」をしてみる、とい うところに価値をみいだしてみよう、というのがこの書の提案なのです。それには、自走式よりもトレーラー が向いていると思うのです。

コンビニはたいてい入れるけど、スーパーやドラッグストアは入れるかどうかさえわからない。切り離せる場 所が確保できなければたいていのラーメン屋すら入ることができない。目の前の道路が通れるのかどうか判断 しないといけない場合さえある。買い置きがなければ、もしかしたら今日食べるものがないかもしれない。ネットで調べて、人に聞いて、頭脳はフル回転、そんなワクワクドキドキの旅が、トレーラーです。普通車枠にと められる自走式は、どこにでもいけるし、どこにでも止められる。それも悪くないけど、それって、なんかレー ルにのせられているようでつまんなくないですか?
posted by wakky at 19:19| Comment(0) | トレーラー

10万キロ 表彰

10万キロの表彰がきたのでとりにいってきた。2台目の10万キロ表彰になります

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posted by wakky at 14:50| Comment(0) | 牽引車

登山用の車としてのメルセデス

wakkyは、登山用の車としてメルセデスを使用している。大半の人はそんな高級車、と思うだろうし、Twitterの言動を見ると、中にはお高く留まってんじゃねーよくらい思っている人もいるかもしれない。

実際のところどうなのか、というと、登山用としてメルセデスベンツは、まあまあで悪くない。どうして、メルセデスになったのか、少し書いてみたいと思う。

車選びというのは総合力である。必要な性能を満たす車を列挙したら、その中でレーダーチャートを作って、できるだけチャートの面積が広くなる車を選ぶのがコツだと思う。


車をえらぶとき、僕は3つの「性」を考える。いわく、実用性、経済性、趣味性である。登山に車を使うという実利を目的としている以上、実用性を欠いた車は選べない。そして、登山で使うと必然的に走行距離も伸びる。際限なくお金が出てくる人はいいが、そうでない人は経済性を考えずに車を選ぶと失敗するだろう。そして、趣味性、というのも大事である。車の中というのは、一般的に山の中より長くいる場所である。所有し操縦する道具が自分の趣味に合わないものであったらなんとも退屈だし、趣味性の高い車であればなんとも快い場所になるだろう。車を買い替える最大の理由は「飽きること」なのである。

趣味性についていえば、メルセデスベンツ、というのは、決して面白い車ではない。車はこうあるべき、というものを高圧的におしつけてくる頑固親父みたいな車だ。徹底的に実用的に作られた事務机みたいなもので、華もないし面白くもない。だけれども、そういう冷徹な機能美みたいなものに惹かれたら、ああ、いい車に乗ってるな、と思い続けられる。それが、10年以上の人生のなにがしかをともにする車。僕は1日平均して8時間以上起きている時間の半分を車の中にいる計算だ。30万キロ、50万キロ。その距離時間ずっと、ああ、いい車に乗ってるな、と思い続けられるとしたら、多少余計にお金出しても惜しくないと思いませんか?

次に、経済性だけれども、メルセデスなんか、新車で買ったらどっちかというとバカバカしい方の値段の車。それが、2年8ヶ月中古車で走行1万9万キロで600万円安くなった。CX-5は当時まだ新車しかなくて、400万には届かないにしてもメルセデスの中古車と3桁万円までは違わないとなったらかなり迷うところだ。もちろん、CX-5の方が安いし燃費もいいが、経済性は3本の柱のうちの1つでしかない。
燃費の方はなんといってもディーゼルである。当時、ディーゼル車は国産ではCX-5くらいしか選ぶことができなかった。輸入車だとフォルクスワーゲンやアウディはガソリン専門で、ベンツかBMWかの選択だったのだが、我が家はいろいろなしがらみがあってBMWという訳にはいかなかった。もちろん、巨体だから数字は決して褒められる数字が出るわけではないが、金額で換算すると、高速燃費はプリウスと比べても2〜3割程度しか違っていないし、ほぼ同じ大きさのプラドあたりと比べたら倍、ランドクルーザー比較なら3倍以上走る計算だ。
同じメルセデスでもEクラスワゴンなら3割、Cクラスワゴンなら5割程度燃費がいいことが予想されたが、Eクラスは目の前で売れてしまった。Cクラスはモデルチェンジ目前で当時ディーゼルは存在しなかった。そして、オールテレーンも発売目前だったが、普通に新車で買えるような身分ではない。

実用性は、いくつかの区分にわけられる。「安全性能」、「快適性能」、「走行性能」、「積載性能」、「車中泊適性」「とりまわし」「走破性」、他にもいろいろ考えられるだろう。

朝、まだ暗いうちにおきて車を駆って登山口へ行く。山登って、昼過ぎに下山してきて帰りは渋滞にはまり夜半に近い。あまり褒められたことではないが最低でも毎週それを繰り返すわけだ。疲労からうっかり、くらいは絶対にないとは言い切れない。その万一のときに、生還できる車、というのは一番に考えた。


メルセデスベンツに乗ってると、(ほとんど)いやがらせされないんですよ。

僕ね、日常起きる事故の過半数は故意だと思ってる。いやがらせされないってことは、それだけ事故に巻き込まれる可能性は減る。

万一事故に巻き込まれた場合はどうか。軽自動車はもう統計的に有意な位死亡率が明白に高いが、登録車であれば、実験上ではメルセデスベンツと他の国産車の間に有意な差があるとは言い難いところまできた。だけど、事故って実験とまったく同じ条件ではなくて、一点物の条件下で起きる。そのときに差が出るか出ないかは、正直わからないのである。

自動ブレーキなどから構成されるレーダーセーフティは必須だった。当時、国産車では新車に装着がはじまりつつあって、トヨタなんかほとんど装着車がない状態。もちろん、国産中古車で自動ブレーキつきの車なんか探してもなかった。メルセデスは装着が早かったから3年落ちでも当たり前のようにRSPがついていた。最低でも自動ブレーキを選ぶとすると、国産車ならどうしても新車になる。メルセデスなら3年落ちでいい。値段比べると3年落ちのメルセデスは、国産新車と極端には違わない。どっちを選ぶか考えたときに、他の項目を考えるとメルセデスの方が適当だろうと思った。

とりまわしに関しては、うちにはもう1台ヴェゼルがある。大きさはもちろんMLの方が大きいし、その差は幅でさえ15センチ近くもある。だけれども、メルセデスの方がとりまわしがいいのである。車のとりまわしってのはサイズの数センチの違いではなくて、視界の作り方や見切りのよさ、センサーの配置なんかによって決まる。

登山だから、乗り合いで行くことがけっこうある。大人4人乗ると、CX-5では冬山天泊のザック×4、カメラザック×2、登山靴×4、着替えセット×4、といった荷物を飲み込んではくれまい。もちろん、そのへんはキャリアをつけたり妥協する手もあるのだが、その回数が、我が家の場合あまりにも多いので、そこでは妥協したくなかった。

車中泊においては荷室の長さは決して十分とは言えないが、まあ、大人2人が車中泊することも可能なサイズ感だ。もちろん、ルーフテントの方が快適なのは言うまでもないが、我が家の場合車庫の都合でルーフテントをつけられないし、北海道へ行くときに荷物を余計に積むためのキャリアが必要になるのでルーフテントとは排他になってしまう。簡単に車から外せないルーフテントをつけるのはかなり勇気がいる選択になる。

走破性については、登山において必要な走破性というのはそんなに高いものではない。みんな、登山口の駐車場に車をとめて、そこから歩くわけでしょ。その登山口に、ジムニーしか停まってないなんてことは、おそらく100%ありえないはずだし、そんなところがあるとすれば、その登山口までは歩いていくのが正常だと考えられる。歩いている登山者のわきをすりぬけて、通常車を置いてくると想定される場所より奥まで車を乗り入れるなら車の選択は変わってくるが、関東近県の登山口までの駐車場はほとんど舗装されていて、下手したら駐車場の中まで舗装である。SUVでないとにっちもさっちもいかない場所は、僕はあとにもさきにも栗原川林道くらいしか思いつかない。それでも、皇海橋に止まっている車は普通車の方が多いわけだから、普通車でもなんとかなるし、どうにもならなかったとしたら都度レンタカー借りれば済む話だ。

我が家のMLは車高の高いSUVだが、普通のワゴンが目の前で売れてしまったというのと、ワゴンだと後輪駆動になってしまう。キャンピングトレーラーを牽引することもあってSUVを選んだが、そうでなければむしろワゴンの方が乗り味がいいし燃費も維持費も安いのでワゴンを選んでいた公算が大だ。

あと、メルセデスベンツは国産車ほど壊れない。いや、10万キロくらいまでは国産車の方が壊れないかもしれないけど、それが30万キロとか50万キロだったらどうだろう。国産だと登録車でも20万キロあたりでボロボロで次々にあちこち壊れるじゃないですか。結構少し前のスバルとかマツダとかは壊れたし、僕の中で一番壊れる認定はトヨタ。メルセデスではないが、パサートは30万キロ乗って、フューエルポンプ故障で1回止まったがそれ以外にどうしようもないトラブルはなかった。Eクラスワゴンもアドブルーヒーターが壊れたときにはすでに17万キロ近く走っていた。


というわけなので、決してお金があってメルセデスに乗っているわけでもない。安い車ではないが、一級の実用性と一級の趣味性、二級の経済性。そしてちょっとの見栄を考慮して、とくに安全性能を鑑みると、多少無理して買って、多少長く乗ってあげれば十分価値があるだろうと判断したからこその選択だと思っている。もちろん、他人に同じ選択を勧めようというものではないが、同じような選択をすることは、十分ありだよ、とは書いておきたいと思う。
posted by wakky at 14:48| Comment(0) | 牽引車

「もらい事故」は本当に防げないのか

ふつう、無事故というと、もらい事故はカウントしないし、僕のところでもカウントしていない。


自責事故に関してはある程度防げるものという共通の認識があると思うのですが、みんな、もらい事故は運だと思ってる。

だけど、それは多分違う。

もらい事故だから、多少運も混じるけど、僕ね、もらい事故の6割くらいはもらわずに済むと思ってるの。
僕は過去100万キロでは、1回しか事故もらってない。それも、停車中だ。普通の人が一生の間に走る距離は40〜50万キロ。100万キロで1回しか事故もらってないのが、本当に運や確率だけで説明できるだろうか。


ぶつけないのなんか当たり前で、どんだけぶつけられないかが運転技術の指標だと思ってる。僕の中では、最近ぶつけちゃってさあ、なんて恥ずかしくて人に言えないことの方だよ。



ちなみに、無違反の方も確率論で語る人がいるが、年間7000キロ以内に3割の人がつかまるとして、(1−0.3)^(100万キロ÷7000キロ)ってことは、0.7の143乗でふつうに天文学的数字だ。
posted by wakky at 07:58| Comment(0) | 運転技術

2018年11月13日

ナイフ研ぎ


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というか、とりあえず包丁。めっちゃ研ぎますよーーー

先に買ったやつじゃなくて、登山用のスイスアーミーとオピネルを研いだのです。オピネルはすごく切れるようになった。スイスアーミーは、前よりはいいけどあんまり。
posted by wakky at 08:59| Comment(0) | キャンプ用品